カカ、ミランから移籍の可能性も=チェルシーが移籍金170億円提示−英紙
【ロンドン19日時事】英紙ガーディアン(電子版)は19日、サッカーのイタリア1部リーグのACミランに所属するブラジル代表MFカカ(26)が、イングランド・プレミアリーグのチェルシーに移籍する可能性があると報じた。
両クラブ間、またカカ本人を交えた話し合いが今週行われ、3者が交渉前進に前向きな姿勢を示したとしている。チェルシーはミランに、移籍金の史上最高額となる1億ユーロ(約170億円)を提示したという。
ミランは昨年、レアル・マドリード(スペイン)からカカ獲得の申し出を受けたが、交渉に応じなかった。しかし、カカの個人秘書は、「今回は状況が違う。ミランの財政事情などを理由に、取引が行われると感じる」と話した。
ミランは今季、欧州チャンピオンズリーグの出場権を逃し、莫大(ばくだい)な収入源を失った。同紙は、カカが希望した北京五輪出場をクラブが認めなかったことで、両者の関係も悪化したと指摘している。
カカは昨年の世界最優秀選手賞などを独占した。チェルシーは今季から、かつてブラジルを率いたスコラリ氏が新監督に就任している。
両クラブ間、またカカ本人を交えた話し合いが今週行われ、3者が交渉前進に前向きな姿勢を示したとしている。チェルシーはミランに、移籍金の史上最高額となる1億ユーロ(約170億円)を提示したという。
ミランは昨年、レアル・マドリード(スペイン)からカカ獲得の申し出を受けたが、交渉に応じなかった。しかし、カカの個人秘書は、「今回は状況が違う。ミランの財政事情などを理由に、取引が行われると感じる」と話した。
ミランは今季、欧州チャンピオンズリーグの出場権を逃し、莫大(ばくだい)な収入源を失った。同紙は、カカが希望した北京五輪出場をクラブが認めなかったことで、両者の関係も悪化したと指摘している。
カカは昨年の世界最優秀選手賞などを独占した。チェルシーは今季から、かつてブラジルを率いたスコラリ氏が新監督に就任している。
夏休みがスタート!
甲子園より泣ける!ゴーン日産「技術大会」に隠された意図
ブルルン! 「よしっ、終わった」。
クルマのエンジン音が軽やかに鳴り響くや否や、会場内にこだまする歓声と拍手――。通常、自動車レースをはじめ、クルマに関する競技では、エンジン音は“スタート”を意味するが、この競技に限っては違う。エンジン音は“ゴール”を意味する。つまり、エンジンがかからない故障車をいかに早く修理するかを争う競技なのである。
これは6月21日、神奈川県横浜市の日産教育センターで開催された「全国日産サービス技術大会」の一幕だ。主役は、販売店で顧客のクルマを黙々と整備する自動車整備士や、受付でまず顧客からクルマの不具合などを聞き出し、接客する技術アドバイザーら。レーシングカーも登場しないし、華を添える女性コンパニオンもいない。正直、見た目は非常に地味である。だが、この大会には実は、日産グループのある狙いが込められているのだ。
周知のとおり、少子化や若者のクルマ離れ、そしてガソリン高などの影響を受けて、国内販売は極めて厳しい状況にある。それどころか、2007年度末は全国のクルマの保有台数すら初めて前年度割れに転じた。つまり、営業で販売台数を伸ばすという“攻め”だけでなく、「客を逃がさない、減らさない」という“守り”を固める必要があるのだ。
実際、技術大会には、顧客満足度の向上を意識した、たくさんの工夫が凝らされている。冒頭のエンジンを始動さえる競技はひとつの例に過ぎない。たとえば、新人整備士の実車整備競技、顧客に修理したクルマを納車したり、不具合を訴える顧客との面談を想定した模擬面接競技などもある。見るものをハラハラ、ドキドキさせ、かつて人気を誇った料理人対決のテレビ番組を思い出させる。
各競技終了後には、安堵のあまり、泣き出す者が選手のみならず応援団からも出る。まさに、「笑いあり、涙あり、甲子園の高校野球顔負けの感動シーンが各会場で演じられる」(関係者)のだ。
経営陣の期待の高さは、カルロス・ゴーンCEOの腹心、志賀俊之COO(最高執行責任者)が会場に駆けつけたことからも見て取れる。志賀氏は「クルマの構造が年々複雑になる中で、お客様に安心に乗ってもらえる、という安心感を与えるサービスが販売にもつながる」と強調していた。
日産は2008年度からスタートした5年間の中期経営計画でも、「品質領域でリーダーになる」ことを筆頭の目標として掲げている。いまや、このような技術大会は単なる「社内運動会」以上の存在、保有台数を守る“石垣”となりつつあるのだ。
クルマのエンジン音が軽やかに鳴り響くや否や、会場内にこだまする歓声と拍手――。通常、自動車レースをはじめ、クルマに関する競技では、エンジン音は“スタート”を意味するが、この競技に限っては違う。エンジン音は“ゴール”を意味する。つまり、エンジンがかからない故障車をいかに早く修理するかを争う競技なのである。
これは6月21日、神奈川県横浜市の日産教育センターで開催された「全国日産サービス技術大会」の一幕だ。主役は、販売店で顧客のクルマを黙々と整備する自動車整備士や、受付でまず顧客からクルマの不具合などを聞き出し、接客する技術アドバイザーら。レーシングカーも登場しないし、華を添える女性コンパニオンもいない。正直、見た目は非常に地味である。だが、この大会には実は、日産グループのある狙いが込められているのだ。
周知のとおり、少子化や若者のクルマ離れ、そしてガソリン高などの影響を受けて、国内販売は極めて厳しい状況にある。それどころか、2007年度末は全国のクルマの保有台数すら初めて前年度割れに転じた。つまり、営業で販売台数を伸ばすという“攻め”だけでなく、「客を逃がさない、減らさない」という“守り”を固める必要があるのだ。
実際、技術大会には、顧客満足度の向上を意識した、たくさんの工夫が凝らされている。冒頭のエンジンを始動さえる競技はひとつの例に過ぎない。たとえば、新人整備士の実車整備競技、顧客に修理したクルマを納車したり、不具合を訴える顧客との面談を想定した模擬面接競技などもある。見るものをハラハラ、ドキドキさせ、かつて人気を誇った料理人対決のテレビ番組を思い出させる。
各競技終了後には、安堵のあまり、泣き出す者が選手のみならず応援団からも出る。まさに、「笑いあり、涙あり、甲子園の高校野球顔負けの感動シーンが各会場で演じられる」(関係者)のだ。
経営陣の期待の高さは、カルロス・ゴーンCEOの腹心、志賀俊之COO(最高執行責任者)が会場に駆けつけたことからも見て取れる。志賀氏は「クルマの構造が年々複雑になる中で、お客様に安心に乗ってもらえる、という安心感を与えるサービスが販売にもつながる」と強調していた。
日産は2008年度からスタートした5年間の中期経営計画でも、「品質領域でリーダーになる」ことを筆頭の目標として掲げている。いまや、このような技術大会は単なる「社内運動会」以上の存在、保有台数を守る“石垣”となりつつあるのだ。
<ビル・ゲイツ氏>経営から完全引退 IT業界の変化象徴
ワシントン斉藤信宏】米マイクロソフト(MS)の創業者、ビル・ゲイツ会長(52)が今月末で非常勤となり経営の一線から完全に退く。パソコンを家電並みに使いやすくした基本ソフト(OS)の「ウィンドウズ」を世界に普及させたゲイツ氏の「完全引退」は、IT(情報技術)業界の変化を象徴する。一方、創業以来の支柱を失うMSは、IT業界の盟主としての影響力をどう維持していくかという大きな課題を突きつけられている。ゲイツ氏はハーバード大学在学中の75年、19歳という若さで友人のポール・アレン氏とともに会社を設立。一代でMS王国を作り上げた。「今後は慈善事業に専念する」と語るゲイツ氏の半生は、アメリカンドリームを体現した道のりであり、OSの圧倒的シェアを武器に追随するライバルを駆逐してきた戦いの日々でもあった。
「根っからの技術者」と自称するゲイツ氏は、13歳でコンピューター向けのプログラムを作り始めたという。パソコンがほとんど見向きもされなかった時代から、その将来性に着目し、コンピューターの付属物に過ぎなかったソフトの開発に打ち込んだ。
転機が訪れたのは81年。IT業界の巨人といわれていたIBMが自社製パソコンのOSに、マイクロソフト製の「MS−DOS」を採用。MSの名がIT業界に知れ渡った。その後、85年に「ウィンドウズ」を発売すると、世界のOS市場で9割のシェアを一気に握り、IBMからIT業界の盟主の地位を奪い取った。
一方で、ゲイツ氏は「技術者」とは別の顔も持つ。手段を選ばずに競争相手を撃退する戦闘家としての顔だ。独占状態のOSをフル活用し、パソコンメーカーに対する強引な営業手法を展開。ウィンドウズにネットの閲覧ソフトを組み込んだ抱き合わせ販売などで批判を浴び、米司法省など各国の独占禁止当局から提訴され、IT業界では「悪の帝国」と呼ばれて恐れられた。
ソフト開発を米国の新たな基幹産業に育て上げた功績で、ゲイツ氏の名は歴史に刻まれるだろう。しかし業界の主役は既に、ソフトからインターネット産業に移っている。パソコンがネット経由の情報を入手する道具に過ぎなくなり、MSの収益源であるソフトも無償提供されるケースが増えつつある。変化を追い求めてきたゲイツ氏にとっては皮肉な結末といえる。
◇経営戦略、ほころび目立つ
ゲイツ氏が退くMSの経営戦略には、最近ほころびも目立つ。OSの主力商品、ウィンドウズXPの販売継続と後継のビスタの伸び悩みはその象徴だ。
MSのビジネスモデルはウィンドウズや統合ソフト「オフィス」の普及を背景に、新機能を加えてバージョンアップを繰り返すところにある。利用者は数年ごとに新規購入を促され、MSの高収益につながった。MSは昨年1月にビスタを発売し、XPは今月末で原則、販売を終えるはずだった。
ところが、ある大手パソコンメーカーは「パソコンの販売台数に占めるXPの比率はまだ8割以上ある」といい、企業を中心にXPの販売継続を求める声が止まらない。調査会社ガートナージャパンによると、国内の企業向けパソコンのビスタ搭載率は発売から1年でまだ1.1%。同時期のXPの2.7%を下回る。
XPに対応した社内システムを使っている企業は、引き続き安定運用を優先させたい。このため、NEC、富士通、デルなどは7月以降もXP搭載パソコンを販売。ビスタの入ったパソコンのOSをXPに変更する「ダウングレード」で対処する。
一方で、MSに対抗する形でインターネット検索最大手の米グーグルなどが自社の技術をインターネット上で無償提供する動きが加速している。ガートナーの針生恵理アナリストは「MSのビジネスモデルは時代に合わなくなっている」と指摘。グーグルがネット上で動くウェブアプリ「ドキュメント」を無償提供し、MSのオフィスを読み書きできるようにするなど、MSの牙城の切り崩しを目指す攻勢は強まっている
「根っからの技術者」と自称するゲイツ氏は、13歳でコンピューター向けのプログラムを作り始めたという。パソコンがほとんど見向きもされなかった時代から、その将来性に着目し、コンピューターの付属物に過ぎなかったソフトの開発に打ち込んだ。
転機が訪れたのは81年。IT業界の巨人といわれていたIBMが自社製パソコンのOSに、マイクロソフト製の「MS−DOS」を採用。MSの名がIT業界に知れ渡った。その後、85年に「ウィンドウズ」を発売すると、世界のOS市場で9割のシェアを一気に握り、IBMからIT業界の盟主の地位を奪い取った。
一方で、ゲイツ氏は「技術者」とは別の顔も持つ。手段を選ばずに競争相手を撃退する戦闘家としての顔だ。独占状態のOSをフル活用し、パソコンメーカーに対する強引な営業手法を展開。ウィンドウズにネットの閲覧ソフトを組み込んだ抱き合わせ販売などで批判を浴び、米司法省など各国の独占禁止当局から提訴され、IT業界では「悪の帝国」と呼ばれて恐れられた。
ソフト開発を米国の新たな基幹産業に育て上げた功績で、ゲイツ氏の名は歴史に刻まれるだろう。しかし業界の主役は既に、ソフトからインターネット産業に移っている。パソコンがネット経由の情報を入手する道具に過ぎなくなり、MSの収益源であるソフトも無償提供されるケースが増えつつある。変化を追い求めてきたゲイツ氏にとっては皮肉な結末といえる。
◇経営戦略、ほころび目立つ
ゲイツ氏が退くMSの経営戦略には、最近ほころびも目立つ。OSの主力商品、ウィンドウズXPの販売継続と後継のビスタの伸び悩みはその象徴だ。
MSのビジネスモデルはウィンドウズや統合ソフト「オフィス」の普及を背景に、新機能を加えてバージョンアップを繰り返すところにある。利用者は数年ごとに新規購入を促され、MSの高収益につながった。MSは昨年1月にビスタを発売し、XPは今月末で原則、販売を終えるはずだった。
ところが、ある大手パソコンメーカーは「パソコンの販売台数に占めるXPの比率はまだ8割以上ある」といい、企業を中心にXPの販売継続を求める声が止まらない。調査会社ガートナージャパンによると、国内の企業向けパソコンのビスタ搭載率は発売から1年でまだ1.1%。同時期のXPの2.7%を下回る。
XPに対応した社内システムを使っている企業は、引き続き安定運用を優先させたい。このため、NEC、富士通、デルなどは7月以降もXP搭載パソコンを販売。ビスタの入ったパソコンのOSをXPに変更する「ダウングレード」で対処する。
一方で、MSに対抗する形でインターネット検索最大手の米グーグルなどが自社の技術をインターネット上で無償提供する動きが加速している。ガートナーの針生恵理アナリストは「MSのビジネスモデルは時代に合わなくなっている」と指摘。グーグルがネット上で動くウェブアプリ「ドキュメント」を無償提供し、MSのオフィスを読み書きできるようにするなど、MSの牙城の切り崩しを目指す攻勢は強まっている
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